リーズ大学に交換留学と大学院留学したイギリスファンのブログ

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性別を明らかにせず「恋人」と言いたいときに使える英語スラング SO (Significant Other)

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英語で恋人と言えば、boyfriendやgirlfriendを思い浮かべると思います。しかし、どちらも男女がわかるようになっているので、性別に関係なく言える言葉を使いたい!と思っている方もいるでしょう。

 

今回は性別に関係なく使える英語スラング、「SO」を紹介します!

 

SOは頻繁に使われる単語soとは違う   

「そのように」や「とても」といった意味のsoではありません。Significant Otherの頭文字を取っていることから、大文字のSOと表記します。

 

そのためSOはカタカナで書くと、エス・オーというように読みます。

 

SOの意味

SOはSignificant Otherを略したものです。

 

significantは形容詞で、

「重要な」「大きな影響を与える」「意味のある」などの意味があります。

 

otherは名詞で、

「(2つのうちの)もう一方の人」「別の人」「(対を成すものの)片方」などの意味があります。

 

つまり、Significant Otherは「重要な別の人」、崩して訳してみると「自分の一部とも呼べる大事な人・相棒」といったような意味になります。

 

このように「Significant Other」はGirlfriendやBoyfriendのように性別を表すことなく、「大切な人」を意味する表現なのです。夫婦関係における「配偶者」、恋愛関係における「恋人」にあたります。

hapaeikaiwa.com

 

このSignificant Otherを略したSOが、若者の間でスラングとして使われています。

 

英語スラングをまとめた辞書サイト、SlangitによるSOの定義がこちらです。↓

SO is an acronym that refers to a significant other, which is a person you are very close with. The SO may be a spouse or boyfriend (bf)/girlfriend (gf).

 

The SO acronym is a gender-neutral way to refer to the person you're closest with. It is an alternative to the DH or DW acronyms.

 

Example

"My SO and I are both planning on going to the play with you guys."

 

(引用元:SO - What does SO stand for? | The Slangit Dictionary

 

ざっくり訳してみると、

  • SOはSignificant Otherの略語で、自分にとってすごく親しい人のことである。
  • SOは配偶者や彼氏、彼女のことを指す。
  • SOという頭字語(略語のようなもの)は性別を明らかにせずに、自分の最も親しい人を指す方法である。
  • DH(Dear Hubby, Dear Husband)やDW(Dear Wife)という頭字語の代わりとなる。

とのこと。

 

基本的に自分と恋愛関係にあり、関係が深くとても大事な人であることや、性別に関係なく使えることがポイントです。

 

SOは割と歴が長かったりなど関係性が深く、いわゆる「I love you」と言い合えるような相手を意味します。付き合って間もないなど、まだ関係性が浅い恋人に対しては使わないそうです。

 

SOの認知度

私はSOをアメリカの若者に教えてもらいました。どれくらい一般的に使われてるのか確認するため、イギリスの若者にも聞いてみたら、その人も知っていました。英語圏の若者の間では割と広まっているのかもしれません。

英語圏でもまあまあな大人や、あまりネットを使わない人は知らないかも。どこまで通じるかは、私もこれから試していきたいと思っています。

 

SOの具体的な使い方

HusbandやWife、BoyfriendやGirlfriendのジェンダーニュートラルな代わりとして、また自分にとって相手が特別なんだという気持ちを強調したいときに使うと良いと思います。

前述のSlangitの例文にあるように、所有格の人称代名詞をつけて「my SO(私の恋人)」、「your SO(あなたの恋人)」などにして使えます。

 

例えば、ジェンダーニュートラルなtheyと組み合わせて以下のような文ができます。

My SO ate a lot of chocolates because they were so hungry.

訳:私の恋人はとてもお腹が空いていたので、チョコをいっぱい食べた。

 

*単数形のSOをtheyで言い換えました。単数形のtheyは単数形のis/wasではなくare/wereを伴うのが一般的とのことなので、SOは1人ですがthey wereにしています。

 

まとめ

SO、またSignificant Otherを使うことで、ジェンダーニュートラルに彼氏、彼女、夫、妻などを表すことができます。

SOと略すのは若者のスラングで一般的な使い方ではないようですか、ジェンダーやLGBTQ+に関する理解が進むに連れ、これからより一層広まっていくかもしれません。

性別を明らかにした言い方をしたくないという方や、BoyfriendやGirlfriendでは愛を十分に表現できてない!という方は、SOやSignificant Otherを使ってみてはいかがでしょうか🤗

 

 

おまけの余談・私がSOというスラングを学んだ経緯

私は日本語で自分と恋愛関係にある人について話すとき、彼氏彼女ではなく、恋人という言葉を普段から意識的に使っています。しかし英語ではboyfriendやgirlfriendくらいしか知らず、loverやpartnerはかなり重く聞こえて何か違うなあと思い、英語でどうやったらジェンダーニュートラルに「恋人」を伝えられるのかと悩んでいました。

 

そんなとき、言語交換アプリのHello Talkで「SO」を教えてもらい、これだぁぁっ!となったのです。SOは私の個人的今年の英単語なりました(笑)

 

同じように、「恋人」と性別関係ないように英語でも言いたい!と思っている人に、この記事がお役に立てれば嬉しいです。