リーズ大学に交換留学と大学院留学したイギリスファンのブログ

英国交換留学、大学院正規留学しました。経験を共有したり、日常で思ったことを綴ったり。

交換留学した大学に大学院正規留学して良かったこと・後悔したこと

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ブログ名の通り、私みみみはイギリスのリーズ大学(University of Leeds)に交換留学と大学院留学をしました。つまり、学部生のときに交換留学した大学に、正規の大学院生として進学しています。

 

大学卒業前に、就職ではなくやっぱりイギリスの大学院に進学したいと考え、思い切って大学卒業した年の9月に進学しました。大学院選びは最初からリーズ大学に絞っていたわけではなく、他の大学院も候補に入れて出願もしていました。そして最終的には、交換留学時と同じ場所に留学したのでした。

 

同じく交換留学した大学に正規で進学しようと考えている人も、結構いらっしゃると思います。そして、交換留学した大学と大学院は変えた方が良いと迷っている人もいるのではないでしょうか?

 

そこで、私が実際に交換留学先の大学に院進して感じたメリット、デメリットをご紹介します!

より良い留学・進学先選択の参考になりますように!

 

 

メリット・良かったこと

1. 学費の割引 (Alumni Bursary)

イギリスの大学は国内とEUの学生以外の授業料が高いので、割引は本当にありがたいです!奨学金を結局もらうことができなかったので、割引があることは特にリーズに決める後押しとなりました。

交換留学でも適応されるというのが、びっくりでした。

 

割引は学費(tuition fee)から10%オフで、リーズ大学を卒業後(交換留学後)3年以内くらいの人が対象だったと思います。(下記のサイトによると、2022年2月現在では2016年9月以降に入学した人が対象とのことです。)

www.leeds.ac.uk

他の大学にも同様のシステムはあるようですので、要チェックです!

 

2. 勝手がわかっているから勉強に集中しやすい

一度留学しているので、大学に関して一通り実体験による知識があります。つまり、図書館など大学の施設、大学の様々なシステム、街の地理感覚などを既に知っているので一から覚える必要がなく、すぐに勉強に集中することができました。

 

留学して大学と街に慣れるという最初のステップを早く終わらせることができるのは、大きなリードになると思います。

 

リーズ大学 図書館

学内で一番利用したLaidlaw Library

 

もちろん、交換留学と大学院正規留学では重圧など様々なことが異なるので全て同じとはいきません。しかし、大学に関してある程度の実体験があるのは、交換留学よりも何かと「重い」大学院正規留学において勉強以外のタスクと緊張を減らす、大きなアドバンテージになるはずです。

 

3. 勝手がわかっているから色んな事に挑戦しやすい

先ほどと似た理由ですが、大学の勝手がわかっていることで勉強以外にもメリットがあります。それは、勉強以外の学生生活、ボランティアやバイト、旅行や友人との遊びを充実させやすいということです。

もちろん初めての大学でも楽しむことができます。しかし既に知っている場所だと、前回行って良かった場所や気になってたけど行かなかった場所に行ったり、前回は断念したことに挑戦したりできます。

 

私は留学するような勢いはありますが緊張しいなところがあるので(苦笑)、交換留学した大学の大学院に行くことで緊張が軽減され、交換留学中はしなかった現地バイトやボランティアに積極的に参加することができました。

すでに地理などをわかっているという心の余裕と、前回できなかったことを全部やってやるという気合で大学を最大限活用・楽しむ努力をすることに繋がったのです。

 

リーズ カフェ

バイト先の近くのおしゃれカフェ

 

具体的にはリーズ郊外でのアルバイト(日本料理店)と大学内でのボランティアを3つ、行いました。

学内でのボランティアに関してはいずれ記事にしたいと思っていますが、全て言語・文化関係です。アルバイト、ボランティア共に選考で落ちたものも含め、6つは応募しました。前回怖気づいて応募できなかったものに応募してみたり、渡英前から応募したりできたのは、交換留学でリーズに行った経験があったからこそだと感じています。

マスターのコース以外でも留学生活を充実させようと全力を出す下地となりました。

 

4. 知り合いがいたので、入寮時にものを譲ってもらえて節約できた

私は交換留学終了から2年後に正規留学したので、まだ知り合いがリーズ大学にいました。そこで渡英までにあらかじめ知り合いに頼んで、私が進学する1つ前の年に交換留学している人が使っていた食器や寝具等をもらって取っておいてもらったんです。

渡英して入寮する際に受け取り、初期費用を大きく節約するとともに手間を大幅に省けました。

 

リーズ 引っ越し 留学

知り合いの知人から譲り受けた食器類

 

食器類や寝具を買い揃えるのは楽しい面もあると思いますが、やはりお金がかかります。また、初日から暖かいベッドで寝るために特に寝具は早めに持っておきたいものです。お金と時間の大きな節約になりましたし、エコでした。

 

上記にあげたメリット以外にも、交換留学で受けた授業の先生からまた学べるという点もあります。実際、私は交換留学で学んだ先生の講義(交換留学時より高度な内容)を聴講しました。

 

デメリット・悪かったこと

正直なところ、私は学部で交換留学したリーズ大学に大学院正規留学をしたことを結構後悔しています。ただ、リーズ大学が悪いのではなく、自分の選択として良くなかったと感じているんです。ここからは交換留学→大学院正規留学の後悔の理由を、デメリット・悪かったことに絡めてご紹介します。

 

1. 大学にこだわり、コース選択で妥協してしまった節がある

交換留学でリーズ大学のことが大好きになり、また来たい・院進学したいという思いが交換留学時からありました。しかし、リーズ大学に行きたいという気持ちがコース選択の邪魔になってしまった節があると、振り返って思います。

自分が学んだコースは楽しめたのですが、進学してから自分の希望とのズレを感じてずっと悩みました。正直なところ、進学先選択時からコース内容が自分の希望、知識とどれだけ合っていて、どう将来に繋げられるか不安でした。その不安が的中してしまったような感じです。

 

コース内容をもっと重視して留学先を選択した方が大学院の学習を一層楽しめたし、高額な学費を出した意味をより強く感じられたはずだと感じます。もっと言うと、そもそも知識浅かったので、他の学校に行っていてもコース内容と自分の希望とのズレを感じていたと思います。留学自体早かった、急ぎ過ぎたなと後悔を感じるのはこういった面からです。

 

交換留学先大学への気持ちが高まって、大学院正規留学を急いでいないか自問してみるのも良いかもしれません。

 

2. 人間関係、友達作りが…

人間関係が… 概ね自分のせいですが… うまくいきませんでした。

メリットの方で述べた、交換留学時から知っていて院留学時もいた知り合いが、実はイギリス人の恋人なのです。はっきり言って、恋人の友達との関係がうまくいきませんでした。だいぶ病みました。

 

正直言って、交換留学時も恋人の友達との関係がすごくうまくいっていたわけではありません。だからこそ、今回は頑張りたいと意気込んでいました。うまくできませんでした…😇

 

恋人と関係のない友達作りの方も、何となくうまくいきませんでした。交換留学時に行っていたジャパニーズソサイエティや留学生向けイベント・サークルのようなものも、何となく自分が周りより年上で引け目を感じたり、交換留学生を一歩引いた目で見てしまったり、交換留学の経験が逆に足かせになってしまいました。

別の大学に行っていた方が新たな気持ちで参加できて、友達作りもうまくできたんじゃないかと考えてしまいます。今となってはわかりませんが。

 

ですから交換留学先に正規留学して人間関係や友達作りがうまくいかなかったのは自分の責任で、自分の性格によるもので、他の人にも当てはまるわけではないと思います… ですが、ご参考までにデメリットとしてお伝えしておきます。

 

リーズ大学 学食 イングリッシュブレックファースト

コースメイトの日本人のうち一人の方とは唯一すごく仲良くなれました。一緒に学食の朝食を食べたときの写真です

 

3. その大学しか知らない

対外的に、交換留学と同じ大学に進学したというより、違う大学に行ったという方が積極性をアピールできると思います。

これは進学先決定前にアドバイスを頂いていたことなのですが、結局は無視するような形になってしまいました。

 

実際どれだけアピールになるかはわかりませんが、新しい場所で積極的にチャレンジする姿勢を見せるためには、交換留学先への進学よりも他大学、他地域の留学の方が良いと思います。ただ、コース内容など交換留学先に進学した理由が明確であれば別角度でアプローチできるので、大きなデメリットではないかなと思いました。

私のように同じ大学に行ってコース内容と自分の目標が完全にフィットしきれていないと、アピールしづらくなるかもしれませんね😇😇

まあそこはテクニックでうまくアピールできれば、問題ないはずです!😇

 

対外アピールとして以外でも、交換留学先とは異なる大学に行くことで異なる大学・街を楽しむことができますし、イギリス(もしくは別の国)の理解も広がると思います。

一つの都市にハマるもよし、色んな都市を楽しむもよし、です。

 

4. 選択が正しかったと証明したくて、自分を追い込みすぎた

メリットで書いたように、留学前の私は交換留学先だから勝手を知ってて勉強しやすいはず、色々チャレンジできるはず!と意気込んでいました。前回後悔したことやできなかったことに再挑戦して、乗り越えて強くなるのも、留学の目標でした。そして奨学金が取れなかったこともあり、絶対元を取らなければと考え、自分にプレッシャーを与え、色々挑戦していました。そして、恋人がいるからリーズ大学を選んだのではないと証明したい気持ちが強くありました。他にも色々と、留学を絶対に成功させなければと強く感じていました。

 

その結果、交換留学先への大学院正規留学だから心の余裕ができたはずが、最終的には重圧になっていたのです。

自分の選択に自信がなかったからこそ、選択が正しかったと思いたかった。そして選択が正しかったと行動と結果で証明しなくてはと思い、自分を追い込み過ぎました。

 

イギリス NHS

イギリスの医療サービスNHS 精神的に苦しんでいたときに非常にお世話になりました

 

これは交換留学先に大学院正規留学する人全てに当てはまることではないと思います。うまくいかなかったのは私の責任です。リーズ大学のせいではありません。

 

ここで私が伝えたいのは、留学のコース・大学選びとタイミングは充実した留学のために非常に重要だということです(他の要素ももちろん大事ですが)。

多くの人にとって、使えるお金と時間には制限があると思います。留学で自分にとってのベストな結果を得るために、大学院留学先は交換留学先と同じで良いのか。よくよく考えて欲しいというのが、ほろ苦い経験をした私からのメッセージです。(実際にはほろ苦いどころではない)

 

まとめ

私はリーズ大学が大好きです。

しかし、大学院正規留学先として当時の自分にとって最善ではなかったと感じています。結果論ですので、他の大学に行っていたとしても、何かしら後悔や苦労はあったと思いますが。

 

リーズ大学を責める気持ちは全くないです。むしろ、このようなブログで魅力を発信しちゃうくらい今でも好きなんです!(笑) デメリットの記述が多いネガティブな記事となりましたが、デメリットが生じた原因はあくまで自分なので当記事でリーズ大学に悪いイメージを持って欲しくありません。

リーズ大学はおすすめできる良い大学です。ただ、他にも良い大学はたくさんあります。だからこそ、自分にとっての最良の大学、コースを選んでもらいたいという思いで記事を書きました。

 

学部生のときに交換留学した大学で大学院正規留学をしたいと思っている方、また留学先選択に迷う方にとって、この記事が参考になれば幸いです!(^^)

 

P.S.

月2回更新間に合った…!ちょっと急いで書いたので、後からいくつか修正するかもです。あしからず。

 

留学中の癒しの一つは蒸気でホットアイマスクでした。イギリスのドラッグストアでも売ってるところがありますよ。香りの種類は少なかったので、お気に入りの香りがあれば日本から持って行くのも良いかもしれません。